講演会詳細


群馬大学アナログ集積回路研究会


題目: 「回路の回り道 〜基本回路〜」
講師: 源代裕治先生(ザインエレクトロニクス)
日時: 2020年11月24日(火)16:00-17:30
場所: インターネット配信。
受講希望者は事務局(kuwana.anna[at]gunma-u.ac.jp)にご連絡ください。
ZoomのURLをお送りします。
概要: 回路の回り道も最終回になります。歩き慣れない道を無理やり進んで来た感も
あるようですが、今習っているものが唯一の正解ではないだろうという認識は
伝わったでしょうか。開拓者たちが苦労の末に切り開いて来た道は敬服すべき
ものですが、後に続く者たちが、その道しか選択しないならば、むしろ先駆者
たちに失礼ではないでしょうか。

回り道の講義最終回では、能動素子を用いるにあたり、どうすればそれらを
うまく動作させられるかというテーマを扱います。考慮すべきことは沢山あり
ますが、さしたっては、動作点の設定が必要であること、その方法が真空管の
時代からバイポーラトランジスタの時代を経て、IC回路に至るまで、どのように
変遷してきたかを俯瞰します。歴史をたどることで、何が変わって何が変わら
なかったかを見極めることができます。過去を知ることは、将来に向けた智慧を
学ぶことなのです。

講義の最後に、最終レポートの説明を再度します。周波数特性を違う角度から
見てもらう試みですが、それに馴染みがないと難しいかも知れません。
内容は既に公開してありますので、予め自分で色々考えておくと、理解が深まる
と思います。


投影資料はこちらで公開しています。
https://kobaweb.ei.st.gunma-u.ac.jp/lecture/lecture.html