講演会詳細


群馬大学アナログ集積回路研究会


題目: 「磁気センサの基礎」
講師: 飯野俊雄先生(工業所有権協力センター)
日時: 2021年12月07日(火)16:00-17:30
場所: インターネット配信。
聴講を希望される方はこちらにご入力ください。ZoomのURLが自動送信されます。【終了しました】
概要: 本講座の5回の概要をご説明します。

最初の「センサから見たIoT」回では、導入として近年話題になっているIoTとセンサの密接な関わりについて講義をします。
次回以降はIoTとの関連を考慮しながら各種センサの動作原理を中心にして講義を行い、
主要なセンサについて理解を深めていただきたいと考えています。

「磁気センサの基礎」では、センサの悩ましさ(=様々なセンサに共通している理想と現実のギャップ)から出発して、
その具体例として各種磁気センサの解説をしていきます。
そして現在の磁気センサの到達点とこれからの方向性についてお話をします。

「光センサの基礎」では、基本となる量子型光センサの動作原理から出発して、
コロナウイルス対策で光センサがどのように役立っているのか、
自動運転で使用されるLiDAR、
スマホのカメラを通じて日常生活に不可欠となっている画像センサについてお話をしていきます。

「位置センサの基礎」、「流量センサの基礎」では、
センサの解説とともに、講師の実体験に基づいたセンサ開発の方法論とその課題、センサとIoTとの関係についてお話をします。


題目:磁気センサの基礎
内容:
1. 磁気センサの概論
 1.1 センサの定義の復習
 1.2 センサに要求される性能と現実のギャップ
 1.3 磁気センサはどこでつかわれているか
2.さまざまな磁気センサとその特徴
 2.1 ホール素子
   3軸電子コンパスへの展開
 2.2 MR(磁気抵抗)センサ
 2.3 GMR(巨大磁気抵抗効果)センサ
 2.4 TMR(トンネル磁気抵抗効果)センサ
   スピントロニクスの世界
   磁気ヘッドとメモリーへの展開
 2.5 MI(磁気インピーダンス効果)センサ
   自動運転
   3軸電子コンパス
 2.6 フラックスゲートセンサ
 2.7 4方式の電子コンパス
 2.8 生体磁気計測への挑戦

磁気センサ国際会議 参加記

資料は聴講をお申込み頂いた方のみにご案内させて頂きました。





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